リフォーム規模で違う見積書の見方と注意点

リフォーム費用の目安を知るには、業者の見積もりを取る事から始まります。
業者が提出した見積書は用語が専門的で、掲載方法も業者やリフォーム規模によって変わってきます。
リフォーム費用を把握する上で大切な見積書の見方と注意点を紹介します。

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見積書の用紙サイズと書式

見積書の用紙サイズや書式は業者によって様々で決まりもありません。

用紙サイズはA4縦の横書き、B5横の横書きが殆んどですが、専門業者の中にはA5の横書きもあります。

書式はPCからエクセル書式での作成や見積ソフトで作成し、印刷する業者が殆んどですが、手書き複写式の業者もあります。

PCによる見積書は価格や数量の変更が簡単で追加や変更工事による再見積もりがスムーズに出来ます。手書き複写式の場合には再見積もりに時間がかかり、口約束にならない様、注意が必要です。

見積書は内容が分かりやすく、見やすければ印刷、手書きにこだわらず、業者の意気込みや対応力を大切にするべきです。

見積書の専門用語

見積書は専門用語の集合体です。金額以外はよく分からない方も少なくありません。

信頼できる業者であればお任せできますが、初めての業者の場合分からない内容は徹底的に尋ねて理解する必要があります。

予め、名称などの用語は理解しておく事が大切です。見積書で使われる用語は建築用語集をご覧下さい。

見積書の掲載方法と見方

見積書は業者やリフォーム規模によっ掲載方法も違います。

部屋別(部位別)見積書

リフォームする部屋や場所に別けて掲載する方法です。

名称数量金額
居間8帖一式650.000
和室6帖一式500.000
押入れ一式50.000
合計一式1.200.000

部屋や場所単位で費用が確認でき、場所単位での追加や変更が容易で分かり易いのが特徴です。

工事別(業種別)見積書

工事の業種や内容別に分ける見積書です。

名称数量金額
木工事(大工工事)一式650.000
左官工事一式500.000
電気工事一式50.000
合計一式1.200.000

業種別に分かれ、各専門業者の費用が確認できます。

中規模~大規模リフォームの見積書

新築工事の見積書と同じ様に工事別(業種別)見積書が多く、表示方法は工事請負金額(総額)⇒工事別金額⇒工事内訳明細書と続きます。

単価設定に面積数や数量を掛けた金額の合算になります。

小規模リフォームの見積書

小規模リフォームの見積書では、部屋別見積書に似た見積書や工事別金額を省いた工事請負金額(総額)⇒工事内訳明細書で作成されます。

単価設定も面積や数量が僅かで一式で表示する場合もあります。

見積書の注意点

見積書はリフォーム費用の目安や工事内容を把握する為の書類で契約書ではありません。

法的拘束義務も無く、あくまで見積もりにすぎません。納得金額の場合、直に工事に取り掛かり、後に追加金請求のトラブルにならない様、注意して下さい。

小規模工事でも契約書を交わす事をお勧めします。

まとめ

どのタイプの見積書であれ、依頼者(あなた)が理解しやすい事が前提です。
分かり難いと感じたら、理解出来るまで、業者に質問して下さい!

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