相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、費用やリフォーム内容について比較検討し、費用を節約しながら業者を選ぶ方法です。
公正な相見積もりを取るポイントや相見積もりのメリット、デメリット、注意点について紹介します。
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相見積もりの注意点
相見積もりを安易に取り入れる人に限って、間違った考え方で正しい相見積もりになっていない場合があります。せっかく、相見積もりを取ったのに比較にならないのでは何もなりません。
費用を安く抑えたいあまり、総額だけで判断する。
見積もり内容が違えば総額が違うのは当然ですが・・・
リフォーム内容についての詳細が業者任せでは費用が違うのは当然ですが・・・
業者の考え方だけで見積もりする為、費用が違うのは当然ですが・・・
リフォーム依頼の考えが無いのに、本命業者の費用が正当かを確かめる判断材料に利用する。
この様な見積もりに真剣に取り組んでくれる業者はいません。
相見積もりのメリット
複数の業者の見積もりが揃うと、業種別や設備機器の詳細な内訳費用を比較、検討する事が出来ます。
複数の業者と接する事で、人間性や相性までも比較出来ます。
複数の業者の設備機器等の詳細な見積もりを比較し、業者から仕入れる価格と施主支給で仕入れた場合の価格比較が出来ます。
費用や内容の比較をする内にリフォーム意識や知識の向上に繋がります。
相見積もりのデメリット
信頼を得ていると思っていた業者の不信感を招き、どの業者からも信用され無くなる。
責任感がある業者にはあり得ませんが、無理な値引きをしてでも仕事を確保し、手抜き工事をしてでも利益を確保する業者が居ないとは、限りません。
安い見積もりで仕事を確保し、追加や変更工事、見積もり項目に無い工事で利益を確保しようとする。
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公正な相見積もりを依頼するポイント
相見積もりと似た制度に公共工事等で見られる入札制度があります。
入札工事の場合は図面、仕様書、材料や商品の指定や同等品の規定があり、内容に添って指定出入り業者が見積もりをする為、参加した業者の見積もり金額がその業者の工事可能金額になります。
全ての参加業者が同じ内容を見積もりする入札制度に近い形が相見積もりの理想です。
たとへ、図面や仕様書が無くとも、同じ内容で見積もりする事は可能です。
見積もりを依頼するポイント例
全ての業者に全面的にリフォームする事を伝え、床、壁、天井の解体から、下地までが必要な事を認識してもらいます。
メーカー名、商品名、タイプ等、同じ商品で比較できる様、予め情報収集しておきます。
最終決定の商品で無くても大丈夫!業者の費用が比較できる事が前提です。
食器洗浄機やスローダウン吊り戸棚等のオプション品も指定します。
電気床暖房のメーカー、面積を決め、床暖房対応フローリングも決めておきます。
専門的に押さえるポイントが分からない場合には、最初に打ち合わせする業者にアドバイスをもらい、同じポイント内容で見積もり依頼する方法もあります。
業者を選ぶポイント
見積もり費用に開きがあれば、安い方の業者を選びます。
業者の見積もり費用に差が無くても予算と開きがある場合、オプション品の取り止めや施主支給の導入で予算内に抑えたい旨を伝えた場合の業者の対応で判断します。
費用の差が少額で業者選びに迷った場合には接客態度や相性(好み)で選びます。
相見積もりで業者を選ぶ場合、費用にとらわれがちですが、意外と相性等で意気投合し、結果的に費用が抑えられる場合もあり得ます。
まとめ
公正な相見積もりを取るには、予めの情報収集が大切になります。
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